みなさんこんにちは。社長の小山です。

今、お客様に挨拶周りに行くと、出版の物流の仕事は止めたんですか？と、聞かれます。比率は減りましたが、止めてません。

ただ、出版の物流業務に関して言うと、従来の出荷作業など、人が動く作業料を、保管料で賄っていたところがありました。しかし、出版業界自体が、在庫量を抑えており、以前のような大量の荷動きはなくなっています。そうなると、保管料が減り、採算が合わなくなってくるという状況になります。本は、四角い形をしており、上から押しても、潰れることはありません。そのため、管理しやすい商材であります。以前は、棚を使わず、パレットを何段も高積みすることはよくありました。書名によりますが、そのような保管が減ってきたと思います。収益を出す工夫が、難しくなってきたため、あまり攻めていないだけです。

若干ではありますが、それほど、出荷で負担のかからない出版社がお客様であります。おそらく、一般の市場向けではなく、特定の顧客対象の本だと思います。そのような形であれば、保管料で収益を賄いやすくなります。今後、一社一社との向き合い方が更に重要になると思います。

もともと、私が社長になったときは、社内の出版物流の比率が７～８割程度でした。今は５割程度に減っています。私は本も本屋も好きです。ただ、個人の好き嫌いは商売とは別物、今後どうするか大きな岐路に立っている状況です。

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