みなさんこんにちは。社長の小山です。
先日、ある経営者の会でニトリの似鳥会長の話を聞きました。去年も同じ時期に聞きましたが、今年2回目ということで、どんな話をされるのかを楽しみにしておりました。
今年もかなり深い話をされておりましたが、以下のことに関心を持ちました。
①数字をよく分析している
特に今の現状と、アメリカの現状。多い少ない、増えた減ったには必ず数字の根拠をつける。
②お客様が何を求めているかをよく調査している
今ならクチコミなどで収集も容易ですね。
③未来をよく予測している
10、20年は当たり前、30年先を予測して動けと社員にもいっているそうです。余談ですが、逆に稲盛和夫氏は、未来よりも、この2,3年に焦点を当て経営せよと言っていました。
④海外の比率を高める
日本では人口も減り、経済力もなくなるのであれば、海外という視点になるのでしょうね。
特にここでは、③の将来の予想について言及したいと思います。よくありがちなのが、世の中はこうなってるという話で終わってしまうことです。必要なことは、それで、そこから自分はどうなってるか、自社はどうなっていたいかを想像し、それに向かい行動することだと思います。
昼も夜も本気で働けるのは、せいぜい私はあと20年程度だと思います。30年だとあと10年先まで考えないといけない。将来的にその時の社会がどんな生活を望んでいて、どんなことが課題になっているか。例えば、日本は人口が減っていて、もう少し自給自足の文化に戻っているかもしれない、定年のような概念なく、働きたい人は死ぬまで働ける制度に、グローバル化が進みボーダレスも進む、文明が世界に行き渡りほとんどの地域で人口爆発が一旦落ち着くなど。
少し前だと、物流では、ドローンや無人トラック、空飛ぶ車など、ドラえもんのような近未来をよく創造していました。しかし、今は、世の中が変化しすぎないようにむしろブレーキをかけながら、進歩を続け、資金力のある会社、生き残る生命力のある会社が残り、物欲の少ない穏やかな社会に少しだけ変化しているようにも感じます。
泰清倉庫としては、変化をよく見極め、資金力を絶えさせないよう注意し、世の中をよくしようとモノづくりをしているお客様と連携していきたいと思います。
